グラフの余白の調整

Rで,グラフの余白を調整したいときに使うパラメータについて.
以下の3つをとりあえずおさえておけば,ひとつの画像ファイルに一枚のグラフを出力する操作であれば,かなり自由に調整が可能だと思う.


1. omd (par() を使って変更)
グラフ用ウィンドウの外周からどれだけ余白をとった位置にグラフを書く(作図領域をとる)かを,c(x1, x2, y1, y2) で指定する.c(0, 1, 0, 1) だったら,余白が全くない状態で,グラフ用ウィンドウに作図領域が出力される.


2. plt (par() を使って変更)
作図領域のなかにどれだけ余白をとってプロット領域を書くかを,c(x1, x2, y1, y2) で指定する.こちらも同じく,c(0, 1, 0, 1) だったら,余白が全くない状態で,作図領域にプロット領域が出力される.


3. mgp
軸タイトル(軸名),軸ラベル(目盛),軸線が描かれる位置を枠から何行分外側にするかを,c(title, label, line)で指定する.図をコンパクトにしたくてラベルと軸を近づけたいとか,そういうときに使う.


ひとつの画像ファイルに複数のグラフを合成したときの方法については,また後日.


参考
52. グラフィックスパラメータ(壱) - R-Source

53. グラフィックスパラメータ(弐) - R-Source